SDGsに関する具体的な取り組み
事業活動を通じたSDGsへの貢献
「住まい」への貢献
私たちが暮らす日本は災害大国と称されるほど世界でも自然災害が多い国とされています。近年でも大型台風や集中豪雨、大規模地震などあらゆる自然災害が発生しており、生活の基盤となる「住まい」には高い耐震性や耐火性などが求められています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響から在宅率・時間が増加したことで在宅避難への関心も高まり、ますます「万が一のときでも安心できる安全な住まい」が求められるようになりました。
私たちユーミーグループが提供する賃貸マンション「ユーミーマンション」は鉄筋コンクリート(以下、RC)造で災害に強く、その強さは過去の災害でも実証されています。また、そのノウハウを生かして医療介護施設や保育・教育施設、公営住宅などの建築も手掛けるとともに、独自のコストダウンにより低家賃化を実現した賃貸マンションをフランチャイズ展開により全国へ提供しています。
これからもRC造賃貸マンション建築のリーディングカンパニーとして災害に強い住まいや社会インフラの構築を目指します。
具体的な取り組み
・自然災害に強い壁式RC造賃貸マンションの建築
・徹底したコストダウンで実現した低家賃RC造賃貸マンションの提供
・気密性、断熱性に優れ、夏涼しく、冬暖かい住まいの提供
・単身者から家族まで対応できる間取り
・自社製品の情報発信(FC)
・医療介護福祉施設や保育・教育施設などの建築
・ウチシルベによる医療介護施設の紹介
関連するSDGs
「環境」への貢献
気候変動問題が深刻化する中で、企業には環境に配慮した事業活動が求められています。
日本では江戸時代から建物の運用について老朽化した建物を壊し、新しい建物を建てる「スクラップ&ビルド」という手法が広く用いられてきました。木造が中心の時代にあって火災や地震が多かったことも要因とされています。大量の廃棄物を生み、木を大量伐採するこの手法は1997年の京都議定書が採択されるまで加速度的に増えていましたが、近年では環境に配慮した長く住み続けられる建物への関心が高まっています。
私たちユーミーグループではスクラップ&ビルドの時代から耐震性や耐火性に優れ、法定耐用年数※が最も長いRC造の賃貸マンションを作り続けています。また、施工時の廃材を減らす取り組みや長寿命化に欠かせない建物のメンテナンスやリフォーム、リノベーションを継続して行っており、今後はカーボンニュートラル(炭素中立)に向けた取り組みを推進するなど地球環境と共生した成長を目指しています。
※法定耐用年数について:国税庁ホームページ参照
具体的な取り組み
・法定耐久47年のRCを採用
・廃棄物を減らす(施工法=型枠の再利用)
・リフォーム・リノベーションによってさらに永く住めるように
・DX促進によるペーパーレス化
・節電対策
・環境対応車の導入
関連するSDGs
「社会」への貢献
近年、従来からの課題であった人口減少や少子高齢化に加え、新たに新型コロナウイルス感染症拡大によって、地域経済の縮小や出生数の減少、労働力不足、雇用情勢の悪化など様々な課題が浮き彫りとなりました。このような社会情勢から、国や地方公共団体等の行政だけでなく、各企業にもこれらの課題解決に向けた取り組みが期待されています。
ユーミーグループは1960年の弓場建設創業以来、協力業者の方々と協働して本社所在地である鹿児島に、そしてFC加盟社とともに日本全国へユーミーマンションを建築してきました。その中で地方創生、地域経済の活性化につながる取り組みの重要性を鑑み、様々な事業や施策を通し、住み続けられる(持続可能な)まちづくりを目指してきました。
私たちはこれからも、当該地域に対して社会的な責任を果たすとともに、社会的価値を生み出せる「良き企業市民」であるため、地域社会との調和を図り、互いに成長・発展する「好循環を生み出す企業」を目指し続けます。
※賃貸マンション建築FC建築戸数(RC造)日本一(2020年3月東京商工リサーチ調べ)
※2017年経済産業省「地域未来牽引企業」認定(経済産業省ホームページ参照)
具体的な取り組み
・PPP/PFIによる定住促進活動の推進
・地元の協力業者との協働による地域経済の活性化
・小学校への図書寄贈や小学生向けの職業紹介イベントへの参画
・子育て、教育イベントへの協賛及び参加
・地域スポーツ応援プロジェクトによる地域の活性化
・マンションボランティア清掃
・BLUU(Pシェアリング)導入による治安の向上
関連するSDGs
活動を支える基盤
活動を支える「人財」
昨今の少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少は、企業にとって軽視できない重要な課題であり、今後さらに深刻化することが予想されています。
ユーミーグループでは社員一人ひとりが大切な「人財」であり、会社を支えるコアであると捉えています。社員の性別にかかわらず、様々なバックグラウンドを有する人財が、個々の能力を最大限に発揮し、主体性をもっていきいきと働くことができる「働きがい」のある職場づくり、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現に努めます。
また、「働きがい」だけでなく、社員の安全と心の健康、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の充実、生産性・効率性の観点から従来の働き方の見直しなどといった「働きやすさ」の向上も積極的に推進します。
これらの取り組みの推進によって得られる高い社員満足度(ES:Employee Satisfaction)は労働生産性やモチベーション、エンゲージメントを向上させ、ひいては顧客満足度の向上につながると考えています。
私たちユーミーグループは社員と共に成長し続ける魅力的な企業を目指します。
具体的な取り組み
・適正な人事考課制度の導入
・全ての労働者に健康診断及び付加検診を受診させる
・各種教育訓練(社内外)及びプロジェクトの実施によるスキルの向上
・金融リテラシーの向上
・育休及び介護休暇の取得推進
・IT化の促進による作業効率化
・時短勤務の導入
・障がい者雇用の促進
・女性の活躍推進(女性管理職比の向上)
・60歳以上の従業員の活躍推進
・ノー残業デーの制定(家事育児介護等に参加しやすい職場環境)
・外国人労働者の雇用促進
・産後の復帰がしやすい職場環境の整備
・クラブ活動・ファミリー運動会等を経費補助を行い、社員や協力業者の心身の健康の保持増進
・労災ゼロへの取り組み(安全大会の実施、安全パトロール)
関連するSDGs
活動を支える「経営体制」
昨今の建設や不動産を含めた各業界の不正や不祥事から、企業へは遵法は勿論のこと、これまで以上に倫理観や道徳観を含めた社会規範を遵守することが求められるようになりました。
私たちユーミーグループは鹿児島に本社を置き、日本全国に事業を展開している企業として、またFC事業本部としての責任を自覚し、広く社会やステークホルダーの皆様に信頼される組織であり続けなければならないと考えています。
事業活動を支える基盤として、今後さらに経営の効率性と健全性、透明性向上に向けた取り組みを推進し、持続可能な経営基盤の整備・構築を図ります。
そして社会及びステークホルダーの皆様から信頼され、期待される企業を目指します。
具体的な取り組み
・BCP(事業継続計画)、BCM(事業継続マネジメント)の策定・運用
・コンプライアンス遵守(ハラスメントに関する規定、相談窓口やコンプライアンス室の設置)
・リスクマネジメントの推進
・コーポレート・ガバナンスの強化
・人権尊重
・情報セキュリティの強化